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タイ紀行 アユタヤへ③
アユタヤは、14世紀にスコータイ王朝のあとに出現した王朝だ。1767年に滅びるまで、実に400年間も続いた。貿易を盛んに行い、日本人村なぞも作られて、ずいぶんと栄えたそうである。
しかし、なにせ陸続きの土地ゆえ、隣国との争いは絶えず、チャイさんによると、「ミャンマーと24回戦争して、2回負けた」そうだ。(ミャンマー側で、同じように言われているかは、疑問だが^^;)
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そう聞くと、何か荘厳なムードがかもし出されているような印象を抱きたくもなるが、遺跡に着いてみると、なにか終わった過去の栄華をいつまでも懐かしがっているふうはなく、昔そんなこともありました的な、実にあっさり味の遺跡群である。
(しかもここかしこに例の”ダラーンとした犬”がいるのも、およそ厳粛さとは、かけはなれていて、見学者をもダラーンにいざなう・・・)
それでも、頭部を盗まれた多くの仏像やワット・ラーヂャブラナ、そびえ立つ3基の仏塔、クメール様式と言われるワット・プララームなど、鄙びたものを好む日本人の血がドクドクと騒いで、ひたすらシャッターを押した。

屋外にある、長さ28mのワット・ロカヤスタ(寝釈迦仏)は、黄色い布が巻いてあり、仏さんの顔も気持ち良く昼寝しているかのような表情である。
でも、仏像好きな私としては、やはりはずせない。なにせ、この時点で、初めて見た寝釈迦である。
こちらの仏像は、すらっとしているなあ。
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by thuderball | 2005-12-05 23:02
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